2010年 03月 24日
数日経って~雑感 |
論文を提出して数日。まだ口答試問と、その結果による書き直し+本提出を控えているのでまだ開放感はそれほどでもない。スポーツの大会で言えば、やっと予選を通過して一安心というくらいか。
まだ夜中にふと「あ、あの脚注はあそこにつけるべきだったのに」とか「○○についての反対意見も入れるべきだった・・・」と反省点を思い出すこともあるが、概ねよく眠れるようになった。朝起きた時の爽快感が違う。どこかに出かけようとする時の身体の重さが全く違う。
最近ハマっているのは、BGMによる論文全体の反芻作業。私は母の影響で幼い頃から課題曲や気に入った曲は何度も何度も、それこそテープが擦り切れるまで聞いていた。小学校低学年の頃だったか、Sonyから新発売のボタン操作によって任意の部分を取り出して何度も繰り返しリピート再生のできるカセットプレーヤーをプレゼントされ(最近の技術ではそんな機能はごくベーシックな範疇に入るのだが)、気に入った曲は自分で操作して聞くようになった。それこそ、もう止めてくれと親に懇願されるくらいまで(笑)。潰したテープは数知れず。
論文を書いている数年間にも、各チャプターの仕上げには私なりのテーマ曲があって、今でもその曲を聞くと、当時の心理状況や論理構成の方向性を思い出すことができる。その曲のラインナップはかなり異なって、何故その曲でなければならなかったのかは不明だし、同じ曲でも違うチャプターには使えないものもあるので、本当に相性のようなものなんだろうなと不思議に思う。曲はストラヴィンスキーだったり、バルトークだったり、ピアソラのタンゴであったり(Escualoはある大きな山を越えた時に助けとなった)だったり、Kronos Quartetだったり、Underworldのアルバムだったり。こう並べると脈略はないが、ピアソラがパリに留学した時に師匠のブーランジェはピアソラの音楽にストラヴィンスキーやバルトークやラヴェルをみたというから、何か繋がっているものはあるんだろう。
結論部分で苦しんでいた時に後押ししてくれたのは松本あすかさんの「Piano EspressivoⅡ」から「30番エチュード第1番~ao~」とカスプーチン作曲「マンテカ:2台のピアノのためのパラフレーズ」。私は前作「Piano Espressivo」以来のファンだが、1年半くらい前、進む方向性にえらく悩んでいた時によく聴いて、「自分らしくなければ、そして自分が楽しめなければ何事もやる意味がない」ことがよくわかった。私の論文は果たして私でなければできない作品だったのか、そういうことを考えながら結論部分を書いていた時期に、彼女のオリジナリティやパワフルさは心強かった。大英図書館のテラスにあるカフェで「30番エチュード」聞きながら結論部分を推敲し始めた時、雪がふわりと降ってきて・・・その美しい光景に見とれながら、ああ、こうやって研究できる生活って何て幸せなんだろうと思った。きっとあすかさんのCDをかける度に私はあの充実感を思い出すんだろうと思う。
友人からこんなバトンが回ってきてしばらく留めてあるので書いてみようと思う。
☆バトンのルール
1.必ずバトンを回す、3人の大切な大好きな方々を題名に書いて驚かせてください。
2.回ってきた質問には素直に等身大の自分で答えましょう。
3.やらない子はお仕置きです!
4.ルールは必ず掲載しておいて下さい。
★お名前は?
ukikoです。ブログネームは少しabbreviateしてvcuko。このvcはcelloのこと。
大学のオーケストラの先輩につけられました。兄がukio。
★おいくつですか?
30代後半。
★ご職業は?
万年大学院生、時々教師。
★今、悩みはありますか?
悩みは常にいっぱい。目下Viva(口答試問)を無事終えられるのかが超心配。
★あなたの性格をひとことで言うと?
しつこい天邪鬼
★誰に似てるって言われたことある?
えっと・・・鹿?
あと宇宙刑事シャイダーのアニー。
★社交的? 人見知りしちゃう?
年齢が上がるにつれて社交的に。おばさん化とも言う。
★人の話にはしっかり耳を傾ける?
はい。とりあえず耳に入れます。その後出したりするけど。
★ギャンブルは好き? 嫌い?
大好き。そうでなければこんなリスクの高い人生選択肢は選んでいない。
★好きな食べ物&飲み物、嫌いな食べ物&飲み物
好きな食べ物は たくさんある中で、バナナ
嫌いな食べ物は、ドリアン(乾燥ドリアンは好物)
★恋人はいる?
そう呼べる関係でいたいものです。
★彼氏、彼女にするならこんな人が理想(5つ)
面白い
楽観的
料理好き
一人時間が充実している
日々進歩している
★彼氏、彼女とけんかをした時自分から謝れますか?
謝ることは可。冷静になれば。
★親友と呼べるお友達は何人いますか?
そこそこ。
★バトンを回してきたあの人...正直この人のことは○○である
makin.coさん
ずばりプライベートも充実している「働きマン」(あ、安野モヨコのね。)
makin.coさんとは以前働いていた在外子女の教育機関でご一緒したのですが、
まさに愛と正義にあふれているエネルギッシュな先生。
こういう先生に指導された生徒はラッキーだったと思う。
★今までの自分の経歴で面白いことや自慢できることは?
海外、日本合わせて修士号を4つ。意味なし。使い道なし(笑)。
★これのためなら一食抜ける!
抜けません。何があっても。
★趣味、特技(いくつでもOK!)
チェロ。ピアノ。
特技は「懲りない」こと。初対面の人に警戒心を与えない。あとは子供、特に幼稚園~小学校低学年を手懐けられることか。
★今行きたい場所は?
浅草演芸ホール
★もし自由に使える10万円があったら何に使う?
いろいろ滞りそうな支払いに充てる。←夢なし
あるいは全額はたいて次のサマージャンボに賭ける!←夢ばっかり
★将来の夢を語ってください
細く長く研究を続けたい。そのために本を読める部屋と、研究を続けられる経済的な基盤が整うこと。
★そのために何かしていることはある?
えっと・・・微力ながら頑張っています。
★バトンを回す人の紹介を盛大にお願いします(印象付き)
バトンを回す人・・・mixiの方もいるのですが。
◎まずはoiraさん
大学の寮でバスルームに閉じ込められた時助けてくれた命の恩人。
日々努力して成長を続け、いつの間にか何だかエライ人になってきている人。
これからの発展を楽しみにしています。
◎音吉さん
14年以上前に出会ったのに、その頃の若さと情熱をキープしている人。
アツい。
また一緒にチェロ弾きましょうね♪
最後にお会いしたことない方で、どんな方なのか気になる方、
◎コーラルペンギンさん。
どことなく透明感のあるイメージの方。
きっと毎日を楽しんで過ごすことのできる方なんだと思います。
これからどういう方向に進んでいかれるのかも楽しみ。
皆さんお忙しいと思うので、お忙しくない時に、気分が乗れば・・・。
まだ夜中にふと「あ、あの脚注はあそこにつけるべきだったのに」とか「○○についての反対意見も入れるべきだった・・・」と反省点を思い出すこともあるが、概ねよく眠れるようになった。朝起きた時の爽快感が違う。どこかに出かけようとする時の身体の重さが全く違う。
最近ハマっているのは、BGMによる論文全体の反芻作業。私は母の影響で幼い頃から課題曲や気に入った曲は何度も何度も、それこそテープが擦り切れるまで聞いていた。小学校低学年の頃だったか、Sonyから新発売のボタン操作によって任意の部分を取り出して何度も繰り返しリピート再生のできるカセットプレーヤーをプレゼントされ(最近の技術ではそんな機能はごくベーシックな範疇に入るのだが)、気に入った曲は自分で操作して聞くようになった。それこそ、もう止めてくれと親に懇願されるくらいまで(笑)。潰したテープは数知れず。
論文を書いている数年間にも、各チャプターの仕上げには私なりのテーマ曲があって、今でもその曲を聞くと、当時の心理状況や論理構成の方向性を思い出すことができる。その曲のラインナップはかなり異なって、何故その曲でなければならなかったのかは不明だし、同じ曲でも違うチャプターには使えないものもあるので、本当に相性のようなものなんだろうなと不思議に思う。曲はストラヴィンスキーだったり、バルトークだったり、ピアソラのタンゴであったり(Escualoはある大きな山を越えた時に助けとなった)だったり、Kronos Quartetだったり、Underworldのアルバムだったり。こう並べると脈略はないが、ピアソラがパリに留学した時に師匠のブーランジェはピアソラの音楽にストラヴィンスキーやバルトークやラヴェルをみたというから、何か繋がっているものはあるんだろう。
結論部分で苦しんでいた時に後押ししてくれたのは松本あすかさんの「Piano EspressivoⅡ」から「30番エチュード第1番~ao~」とカスプーチン作曲「マンテカ:2台のピアノのためのパラフレーズ」。私は前作「Piano Espressivo」以来のファンだが、1年半くらい前、進む方向性にえらく悩んでいた時によく聴いて、「自分らしくなければ、そして自分が楽しめなければ何事もやる意味がない」ことがよくわかった。私の論文は果たして私でなければできない作品だったのか、そういうことを考えながら結論部分を書いていた時期に、彼女のオリジナリティやパワフルさは心強かった。大英図書館のテラスにあるカフェで「30番エチュード」聞きながら結論部分を推敲し始めた時、雪がふわりと降ってきて・・・その美しい光景に見とれながら、ああ、こうやって研究できる生活って何て幸せなんだろうと思った。きっとあすかさんのCDをかける度に私はあの充実感を思い出すんだろうと思う。
友人からこんなバトンが回ってきてしばらく留めてあるので書いてみようと思う。
☆バトンのルール
1.必ずバトンを回す、3人の大切な大好きな方々を題名に書いて驚かせてください。
2.回ってきた質問には素直に等身大の自分で答えましょう。
3.やらない子はお仕置きです!
4.ルールは必ず掲載しておいて下さい。
★お名前は?
ukikoです。ブログネームは少しabbreviateしてvcuko。このvcはcelloのこと。
大学のオーケストラの先輩につけられました。兄がukio。
★おいくつですか?
30代後半。
★ご職業は?
万年大学院生、時々教師。
★今、悩みはありますか?
悩みは常にいっぱい。目下Viva(口答試問)を無事終えられるのかが超心配。
★あなたの性格をひとことで言うと?
しつこい天邪鬼
★誰に似てるって言われたことある?
えっと・・・鹿?
あと宇宙刑事シャイダーのアニー。
★社交的? 人見知りしちゃう?
年齢が上がるにつれて社交的に。おばさん化とも言う。
★人の話にはしっかり耳を傾ける?
はい。とりあえず耳に入れます。その後出したりするけど。
★ギャンブルは好き? 嫌い?
大好き。そうでなければこんなリスクの高い人生選択肢は選んでいない。
★好きな食べ物&飲み物、嫌いな食べ物&飲み物
好きな食べ物は たくさんある中で、バナナ
嫌いな食べ物は、ドリアン(乾燥ドリアンは好物)
★恋人はいる?
そう呼べる関係でいたいものです。
★彼氏、彼女にするならこんな人が理想(5つ)
面白い
楽観的
料理好き
一人時間が充実している
日々進歩している
★彼氏、彼女とけんかをした時自分から謝れますか?
謝ることは可。冷静になれば。
★親友と呼べるお友達は何人いますか?
そこそこ。
★バトンを回してきたあの人...正直この人のことは○○である
makin.coさん
ずばりプライベートも充実している「働きマン」(あ、安野モヨコのね。)
makin.coさんとは以前働いていた在外子女の教育機関でご一緒したのですが、
まさに愛と正義にあふれているエネルギッシュな先生。
こういう先生に指導された生徒はラッキーだったと思う。
★今までの自分の経歴で面白いことや自慢できることは?
海外、日本合わせて修士号を4つ。意味なし。使い道なし(笑)。
★これのためなら一食抜ける!
抜けません。何があっても。
★趣味、特技(いくつでもOK!)
チェロ。ピアノ。
特技は「懲りない」こと。初対面の人に警戒心を与えない。あとは子供、特に幼稚園~小学校低学年を手懐けられることか。
★今行きたい場所は?
浅草演芸ホール
★もし自由に使える10万円があったら何に使う?
いろいろ滞りそうな支払いに充てる。←夢なし
あるいは全額はたいて次のサマージャンボに賭ける!←夢ばっかり
★将来の夢を語ってください
細く長く研究を続けたい。そのために本を読める部屋と、研究を続けられる経済的な基盤が整うこと。
★そのために何かしていることはある?
えっと・・・微力ながら頑張っています。
★バトンを回す人の紹介を盛大にお願いします(印象付き)
バトンを回す人・・・mixiの方もいるのですが。
◎まずはoiraさん
大学の寮でバスルームに閉じ込められた時助けてくれた命の恩人。
日々努力して成長を続け、いつの間にか何だかエライ人になってきている人。
これからの発展を楽しみにしています。
◎音吉さん
14年以上前に出会ったのに、その頃の若さと情熱をキープしている人。
アツい。
また一緒にチェロ弾きましょうね♪
最後にお会いしたことない方で、どんな方なのか気になる方、
◎コーラルペンギンさん。
どことなく透明感のあるイメージの方。
きっと毎日を楽しんで過ごすことのできる方なんだと思います。
これからどういう方向に進んでいかれるのかも楽しみ。
皆さんお忙しいと思うので、お忙しくない時に、気分が乗れば・・・。
by vcuko
| 2010-03-24 22:45
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